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千葉リプロダクション研究会に参加しました。

9月29日(土)に千葉市で開催された、第19回千葉リプロダクション研究会・学術講演会に参加しました。諸先生方による貴重な発表がある中、当院からも「凍結胚移植における移植胚数の検討」と題して、1演題を発表しました。

 

実際の診療では、何度移植しても妊娠できずに、凍結胚もあと2個しか残っていないという場面などでは2個移植を勧めることがあります。今回の発表では、この時の2個移植が実際に良かったのかということに焦点を当て、当院で行った1個移植と2個移植の成績について、年齢別、移植回数別に検討しました。

 

 検討の結果、良好胚盤胞と不良胚盤胞が残っている場合、35歳以上の高齢症例や過去2回移植するも妊娠に至っていない症例(反復不成功例)では、1個移植よりも2個移植の成績が良好でした。また、不良胚盤胞が2個残っている場合、患者年齢や移植回数に関わらず2個移植の成績が良好でした。なお、2個移植による双子出産率は下表に示す通りです。双胎妊娠は母子ともにリスクが高いため、2個移植はなるべく避けるようにしていますが、高齢症例や反復不成功例などでは2個移植が有効なのではないかとまとめました。

H30 千葉リプロ 

患者様が必要とするデータを示すことができるよう、今後も研究を重ねて参ります。

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