ブライダルチェック
ブライダルチェックとは
何か病気が見つかった場合や、万が一子どもを授かりにくい体質だと分かった場合でも、早めに治療を始めることができます。将来のことを考えて、1度はブライダルチェックをしておくと安心です。
諸注意
ブライダルチェックは人間ドックと同様に治療のための検査ではないため、全額自費負担となります。
ブライダルチェック実施日にもともとの症状等を診察・治療する場合も全額自費負担となります。
※自由診療を受けた時点から保険診療部分を含めた全てが自由診療となります。
何か症状等がありましたら通常の診察で受診してください。
・オプション検査の女性ホルモン検査は生理開始5日以内の場合のみ実施いたします。
・診察状況により長時間お待たせする場合がありますのでご了承ください。
予約について
完全予約制です。こちらからネット予約をお取りください。
料金について
※健康保険が適用されません。
※カード払いのお取り扱いがないため現金での支払いとなります。
基本コース 33,000円 | |
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問診 | |
視診 | 性器ヘルペス |
尖圭コンジローマ | |
内診 | おりもの検査 |
膣内細菌培養同定 (淋菌・クラミジア・真菌) |
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超音波検査 | 子宮や卵巣の状態 |
血液検査 | クラミジア検査 |
梅毒検査 | |
HIV検査 | |
風疹検査 | |
B型肝炎検査 | |
C型肝炎検査 |
オプション検査 | |
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血液型検査 | 550円 |
貧血・生化学・糖尿病検査 | 4,950円 |
不規則抗体検査 | 2,200円 |
卵巣年齢(AMH)検査 | 8,800円 |
甲状腺ホルモン検査 | 5,500円 |
女性ホルモン検査 | 4,950円 |
子宮内膜症検査 | 3,300円 |
HPV検査 | 3,850円 |
子宮頸がん検査 | 3,850円 |
子宮体がん検査 | 8,800円 |
検査内容
重要な検査は基本コースとしてまとめています。
オプション検査もご用意していますので、ご希望の場合はお気軽にご相談ください。
初潮の年齢、月経周期、最終月経日の開始日と持続日数、妊娠・出産の経験、流産や人工中絶の有無、今までにかかった病気、持病、アレルギーの有無、結婚の予定、夫や近親者の持病、生理痛や下腹部の痛み、性交痛、排便時の痛みなどについてお伺いします。
視診
外陰部や膣に性器ヘルペスや尖圭コンジローマなどの異常がないかを調べます。
膣に膣鏡(クスコ)を入れて子宮口に異常がないか、膣のびらん(ただれ)、ポリープの有無、出血の有無や程度、子宮の形や卵巣の異常を調べます。また、おりものや膣内細菌、頸管粘液などを採取することでクラミジアや淋菌、膣カンジダ、トリコモナスなどの性感染症の検査をします。性体験のない方で希望されない場合は行いません。
膣に超音波診断装置(プローブ)を入れて子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣腫瘍、子宮頸がん、子宮体がん、子宮や膣の奇形などを調べます。どれも不妊症や流産の原因になるものです。性体験のない方は腹部エコーにより行います。
クラミジア感染の既往を調べます。陽性であれば知らないうちに卵管の狭窄や閉鎖などの不妊症の原因が存在している可能性があります。
トリポネーマ・パリ―ダムという微生物による性感染症です。最近では潜在的な感染者が増えてきているといわれています。性交渉だけでなく胎盤を通じて胎児に母子感染することもあるため、妊娠前に検査する必要があります。
HIV(エイズウイルス)の感染を調べます。HIV に感染して治療を行わずにいると、免疫力がだんだん弱くなり、数年~10年で健康な人であれば何ともない菌やウイルスで様々な病気が引き起こされます。血液などから他人に感染しないように注意が必要です。母子感染を防ぐためにも妊娠前からの治療が必要です。
風疹ウイルスの免疫(抗体)の有無を調べます。妊娠初期に風疹にかかると、胎児に母子感染する可能性があります。重症になると心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天性異常が引き起こされる可能性があるため、妊娠前に検査する必要があります。
B型肝炎ウイルスの感染を調べます。日常生活に支障はありませんが、血液などから他人に感染しないように注意が必要です。分娩時の母子感染を防ぐためにも必要な検査です。
C型肝炎ウイルスの感染を調べます。日常生活に支障はありませんが、慢性肝炎や肝硬変から肝臓がんに移行する可能性があります。血液などから他人に感染しないように注意が必要です。分娩時の母子感染は可能性が低いと言われています。
貧血・生化学・糖尿病検査
赤ちゃんは母体からの影響を強く受けるため、栄養状態の低下や極端な肥満などがある場合、妊娠や分娩時の異常や赤ちゃんの発達障害が引き起こされる原因にもなります。糖尿病は他の疾患を合併しやすく、治療せずに妊娠すると赤ちゃんにも先天性異常が引き起こされる可能性が高いと言われています。会社などでの定期検診は簡単な項目の場合が多いため、一度詳しく調べておくと安心です。
不規則抗体検査
妊婦さんが不規則抗体を持っていると、赤ちゃんに対する影響と、妊婦さんが輸血をする際に影響が出る可能性があります。不規則抗体による赤ちゃんへの影響は、問題ない場合から重症になる場合まで様々あり、おなかの中の赤ちゃんの血液型によっては全く問題ない場合もあります。
卵巣年齢(AMH)検査
女性ホルモンの一種で卵巣年齢の指標になります。この値が高ければ、卵巣が今後排卵できる期間(卵巣予備能)が長いことが予想されます。逆に低ければ、妊娠可能な期間が短いことを意味します。
甲状腺ホルモン検査
甲状腺ホルモンの値が高い場合、不妊症の原因にもなる生理不順や無排卵などの症状が引き起こされる可能性があります。また、流産のリスクも高いと言われています。逆に値が低い場合、新陳代謝が悪くなり、卵巣機能が低下して排卵障害などの不妊症に繋がると言われています。甲状腺ホルモンと不妊症は関りが深いため、一度詳しく調べておくと安心です。
女性ホルモン検査
血液中の数種類の女性ホルモンの値を調べます。不妊症の原因となる黄体機能不全や排卵障害などの診断ができます。月経不順や冷え性の方はホルモンの分泌異常の場合が多いため、一度詳しく調べておくと安心です。月経周期によって調べられるホルモンが異なります。
血液検査で子宮内膜症かどうか調べます。子宮内膜症は最近若い女性に急増している病気で、不妊症の原因にもなります。月経痛のひどい方は注意が必要です。